見守りサービスをイヤがる高齢の親を説得するポイント

見守りサービスを導入する際によくあることが、子の心、親知らずということです。
若いころは逆だったのに、親が高齢になると、逆になるものなんですよね。

離れて暮らす親のことが心配なので見守りサービスを取り入れてもらいたい、と子の方は思っても、親の方が拒絶や難色を示す。
ということはよくあることなのだそうです。

とはいえ、離れて暮らす一人暮らしの親が高齢になれば、心配になるのは当然のことです。
最初のうちは、お盆、お正月など長期連休を取れる時には顔を出し、電話もたまにする程度だったのが、実家に帰省するたびに親の様子や家の中の様子に変化が起きてくれば、離れて暮らす子は親の行く末が心配になるものです。

高齢なのに一人で暮らしていて、不便なことはないのだろうか。
突然、何等かの発作で倒れてしまったら、誰も周りにいないし、どうすればいいのか。
食事はきちんととっているのか。

など心配が尽きないようになってきます。

そんな時にこそ力を発揮してくれるのが見守りサービスなのですが、親の気持ちもあり、拒絶や難色を示されてしまうと、どうにも手の打ちようがなくなってしまいます。
そんな場合の対処法について、高齢の親に、何かを勧める時のコツをご紹介します。

見守りサービスはもちろんですが、さまざまな場面においても応用できますので、参考になさってください。

見守りサービスの利用を親がイヤがった時に勧めるコツ

見守りサービスの利用を親がイヤがった時に勧めるコツ

親には親の気持ちがあることを忘れないこと

離れて暮らす両親、一人暮らしをしている親に見守りサービスを利用してもらいたい、その理由は「子の自分たちが不安だから」であって、親の方が現状に対しての不安や不満を感じていなければ、見守りサービスの必要性は理解できませんよね。

  • 自分は(自分たち)はまだまだ元気だし、そんな不満も不安もない
  • 子供に弱いところを見せるのはイヤだし、抵抗がある
  • 見守りサービスを利用すると、常に監視されるのではないか?自分の家で好きなこともできないではないか
  • そのサービスさえ使っていれば、何かない限りは顔を見せにも来なくなるのではないか・・・(という不安やさみしさ)

おそらく、このような気持ちがあって、見守りサービスの利用はしたくない!と拒否や難色を示しているのではないでしょうか。

もちろん、人によって感じ方も違うので、これ以外の理由も考えられます。
大事なことは相手の立場に立って考えてみることです。

そして、絶対にしてはならないのが親の気持ちを汲み取ることもせず、無視して、物事を進めてしまうことです。
「いいんだよ、親父は。俺らが見守りサービスをお願いしたいって思ってるんだから。お金も俺らが出すんだし」
「またまた、わがままばっかり言わないでよ。私たちだって心配してるから、こういうことをすすめてるんでしょ」
といった言葉は絶対に言わないこと

親の方も、自分たちが年老いていっていることも、子供が心配だから言ってるんだろうな、ということもわかっているはずです。
相手の意見をすぐに否定するのもNG。
年齢に関わらず、自分の話を否定から入られてしまうと、誰もが面白くありませんよね。

まずは「うん、そうだよね。」と受け入れてから、意見を話すようにしてあげましょう。

年を取るとなかなか新しいことを受け入れることができない

上であげた気持ち以外にも、見守りサービスを受け入れたくない理由はあるでしょう。

年を取ると、新しいことに対してなかなかすぐには前向きにとらえることができなくなります。
だからこそ、親の立場に立って、考え、キチンと話し合う姿勢が大切です。

親の立場に立って、不安を一つ一つ取り除いてあげましょう

親の立場に立って、不安を一つ一つ取り除いてあげましょう
話し合っている内に、何が根本的にイヤなのか、不安なのかがわかります。
不安な点や、不満な理由を一つずつ、取り除いてあげていきましょう。

「自分はまだまだ元気だから」「弱みは見せたくはない」という理由であれば、子供側から「私たちが心配なのよ。離れて暮らしているからこそ、私たちも何かあってもわからないし、すぐに駆け付けてあげられないから。だからお願い」という姿勢で話すことで、親のほうも「じゃあ、こっちが折れるか」とスムーズに話が進むことが多いそうです。

子供に心配や負担をかけさせてしまうとは情けない、と思う方もいるでしょうが、子供から、大事に思われているということなのですから、その部分を親に伝えるように、尊重しながら下手に出て、お願いをする、という姿勢で話をしましょう。

見守りサービスは監視ではないことを伝える

また、見守りサービス=監視システム、だと思い込んでいる場合については、丁寧にサービスの説明をしてあげることで、理解してもらえることができます。
その際には、必ず、数社の説明書などを持参すること。

ほとんどの見守りサービスでは、監視カメラを使っているところはなく、トイレの利用が数時間ない、など動きの検出から行われる見守りサービスが多いので、プライバシーの尊重もしっかりとなされています

訪問サービスがあるところもありますが、ほとんどの場合には、何かない限りは、利用者本人に電話をサービス会社からする、ということもありません。
あくまでも、各種装置の通報によって、それに対して安否確認を行うというサービスが見守りサービスです。
利用者である親の生活を監視するわけではなく、安否確認サービスであることを伝えることも大切ですし、利用しているから何か色々大変なのではないかという心配もありません。

高齢で一人暮らしをしている親の中には「自由な暮らし」を満喫している方も多くいます。
そのような高齢の親の暮らしに対しても配慮した見守りサービスであることがほとんどです。

親のさみしさを理解する

そのサービスさえ使っていれば、何かない限りは顔を見せにも来なくなるのではないか・・・(という不安やさみしさ)と、見守りサービスを利用することで、子供たちからの訪問や電話などが減ってしまうのではないか、と感じられる場合には、一番最初に紹介した、パターンと同じで、子供である自分たちが心配だから、勧めているのであって、それに任せておけば会いに来ないとか電話もしないということではない。ということをアピールしてあげてください。

年を取り、自由を満喫している人もいれば、一人で暮らしていること、夫婦でさえも孤独感というものを抱えてしまう人は多いのです。
そうではなくて、大事だからこそ、このような見守りサービスを使えば離れて暮らしていてもお互い安心できるし、会いに来る頻度も電話する頻度も変わらない。と話してあげましょう。

その話の過程で「あぁ、親はこんなにもさみしかったのか」と感じたら、会いに行く回数を増やしたり、電話の回数を増やしてあげてくださいね。

加えて、何かあって緊急通報が見守りサービスの会社に届けば、すぐに自分たちにも見守りサービスの会社から連絡が来ること、何かあれば自分たちも可能な限り駆け付けることを話してあげてください。

親に対する尊重の念を忘れずに思いやりを持つことが大切

親に対する尊重の念を忘れずに思いやりを持つことが大切
見守りサービスの利用に懸念を示す、イヤがる高齢の親に対する話の進め方に対してのポイントでした。

親は年を取ればさみしいもの。ということは、義母もそうでしたし、実家の両親も同様です。
だからこそ、「何かあったらすぐに言ってね」と常日頃から伝えておくことが大切です。

その際には
「だから言ったでしょ!」
「こっちも心配してるんだからね!」
などといった言い方はせずに、親を尊重して話すことが大切です。
親には親なりのプライドがあります。まずは思いやりを持って接するようにしてあげてください。

見守りサービスだけではなく、義母におむつを勧めたり、父に認知症の検査を勧めたりする際に、このような形で会話をしました。
両者とも、素直に聞いてくれたので、参考になるかと思います。

見守りサービスは自治体のサービスによるものもありますが、セキュリティ会社の見守りサービスはプロなので、安心感が違います。
見守りサービスを選ぶ際に参考になさってください。