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高齢者の見守り関連コラム

高齢の親の免許の自主返納 自ら免許を返納してもらうための上手な説得方法は?

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高齢の親の免許の自主返納 自ら免許を返納してもらうための上手な説得方法は?
「親が運転するのをやめさせたい」「免許を返納させるべきか迷う」・・。

確かに高齢者による自動車事故は社会問題となっていますね。

親が高齢になった時に、一緒に車に乗っていて「危ないな」と私も感じたことがあります。
その時には「もうそろそろ運転をやめたら?」と口にしたものですが、親には親の気持ちがあるのです。

自主返納を勧めるべきか、どうなのか。
一口で「老人は運転をするな」と言ってしまうのも、いかがなものなのか。
考えていきたいと思います。

事実!高齢ドライバーが起こす交通事故は20代より少ない

事実!高齢ドライバーが起こす交通事故は20代より少ない
<参照:平成27年における交通事故の発生状況

上の図は交通事故を起こした人数を平成17年から27年まで年代別にみたデータです。
年代別の全件数ではなく、このデータでは
「その年代の免許者10万人当たり、どれくらいの事故を起こしているのか」
ということを調べています。

つまり、より正確に、どの年代がどのくらい事故を起こしてしまいやすいのか。
ということがわかるデータということです。

全年代において、緩やかに事故は減っています。

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16~19歳が突出して多い交通事故

原付免許を取得できる16歳からのデータとなっていますが、データ上では16歳~19歳の年代が一番事故が多いことがわかります。
次いで20~29歳。
その次に来るのが80代。
そして、4位となるのが70代ですが、他の年代とほとんど差がないことがわかります。
もちろん70代以上になると、ペーパードライバーも多いかもしれません。

では、全件数ではどうでしょうか。

80歳以上による交通事故は最も少ない

80歳以上による交通事故が最も少ない

こちらのデータを見ると、20代、30代、40代が多く、80代による交通事故は最も少ないことがわかります。

ニュースではいかにも
「全年代の中で一番高齢者の事故が多い」
かのように伝えられています。

しかし、データは正直です。
高齢者は若者と比べ特に交通事故を起こしやすいとは言い切れないのではないでしょうか。

死亡事故も同様に、限定してみると死亡事故そのものも大幅に減っている中80代以上の死亡事故は10年前の半分程度にまで減っているのです。

年代別の交通死亡事故についての全件数を見てみます。

全件数ではやはり20代、40代が多く、80代以上が起こす死亡事故は少ないことがわかります。

高齢者から運転免許は奪うべきなのか?

前述しましたが、現在のニュースなどではいかにも高齢者ドライバーばかりが死亡事故を起こしているかのような報道がなされています。
確かに件数は少ないものの80代以上の運転は危険性は高いことはわかります。

高齢化社会に向かっている日本では、高齢者の人口が増えるため、事故が増加することが予測され、免許返納や認知機能検査などが重要であることも理解できます。

だからと言って、高齢者の運転ばかりに必要以上に風当たりが強いのはいかがなものなのか?と感じます。

確かに、死亡事故を減らすために、免許返納制度や認知機能検査は重要です。
しかし、だからと言って、無理やり
「もう70歳なんだから運転やめて!」と言ってしまうのも乱暴ではないかと思うのです。

地域によっては車がなくては生活が難しい地域もある

生活していく上で車がなくては厳しい地域は確かにあります。

いざというときに車がないと不安だ、という気持ちもあるでしょう。
そして、現在の高齢者世代にとって、車は「三種の神器」の世代でもあります。
自分たちが高度成長期を作り出し、その結果得られたものが車というものだった世代でもあるのです。

しかし、高齢者が起こす事故は道路標識の見誤りによって高速道路を逆走してしまったり、オートマ車の普及によってブレーキとアクセルを踏み間違えてしまう、など、本人が自覚している以上に身体機能、認知機能の低下は進み、運転に必要な判断、注意が難しいことが大きな原因となっています。

このまま、高齢の親が運転をするのか、返納するのか、は家族でも話し合うことが大切だと思います。

高齢者による交通事故の原因となるもの

以下のようなことから、高齢者の運転による交通事故は起こる、と考えられています。

  • 瞬間的な判断力が鈍る
  • 反射神経の低下
  • 視力の低下
  • 身体能力の低下
  • 老化

このようなことが明らかに感じられるようになったら、免許は自主返納をすすめてあげたほうがよいでしょう。

運転時にこんな兆候が現れたら止め時

次のような運転が目立ってきたら、運転をそろそろやめるべきでしょう。
本人は気が付きにくいので、同乗の際に、見極めるようにしましょう。
そして、しっかりと免許の返納を説得しましょう。

  • 急ブレーキが多くなる
  • センターラインを踏み越える
  • 信号無視や道路標識の見落としが増える
  • 車庫入れに失敗する
  • 車間距離がキープできない
  • カーブをスムーズに曲がり切れない

私の父は、目的地点を通り過ぎると、左側の車線にいて、後ろから車が来ないからと平気でバックをするなどの運転をするようになりました。
乗っていてもヒヤヒヤしますし、後ろに人がいたらと思うと気が気でなりません。

結果、いろいろ話すよりも、事故についての映像、ニュースなどを見せて免許返納に至りました。

高齢者の免許更新の手続き

高齢者の交通事故の増加というよりは、高齢化社会に向かっているため、適した道交法にすべく改正した、というのが正解だと思います。

70歳以上の運転免許更新には高齢者講習の受講が必須

2009年道交法の改正と共に70歳以上の運転免許の方式が変更となりました。

更新期間満了日における年齢が70歳以上の免許保有者が更新を行う際には、更新時講習の代わりに高齢者講習を受講することが必須となっています。

75歳以上は認知症検査が必須

75歳以上の方は認知症検査(講習予備検査)が必須となりました。
その結果に基づき高齢者講習を受講しなければなりません。

<引用:警察庁>

平成29年度にはさらに新たに道交法は改正され、より高齢運転者に対する対策が推進されます。

主な道交法の改正ポイントをみていきましょう。

平成29年の道交法改正点

75歳以上の高齢運転者は3年ごとの免許更新時に講習予備検査を実施します。

  • 認知機能の低下の場合に起こりやすい一定の違反行為(信号無視、通行区分違反、一時不停止など)を行いリスクが発覚した人は臨時に認知機能検査を受けること。
  • 交通違反の有無にかかわらず「認知症の疑いがあり」と判断された人全員は医師の診断(臨時適性検査)を受け、または命令に従い医師等の診断書を提出しなければならない義務
  • 認知症の疑いがある、または認知症を発症している場合には免許が停止される

※2015年6月11日に改正道路交通法が成立し、2017年3月12日(平成29年)に完全施行されます。

このような厳しい道交法でも、未然に事故を防ぐことは難しいでしょう。

親のプライドを傷つけずに上手に運転免許を返納してもらう方法

現在の道交法では自動車運転の年齢制限は設けられていません。
また、改正後もそれは変わりません。

家族としては
「もう、お願いだから運転はやめてもらいたい・・・・」
と心配する気持ちもあるでしょう。

しかし、傷つけるような言い方で説得するのはNGです。

  • もうボケてきてるでしょ?運転はやめて!と強い口調や態度で怒らせてしまう言い方
  • 無断で車を売ったり免許や車の鍵を隠す

など、叱ったりバカにされた、自分の衰えを指摘されたりすると、誰でもが意固地になるものです。

なるべく免許は奪う、取り上げるのではなく、自主返納をしてもらうのが一番ですよね。

運転をやめてもらう5つの説得方法

一緒に住んでいるのであればまだしも、同居していない場合においても免許の問題はあるでしょう。

本人の性格や生活状況を考えながら説得するようにしてください。

1.本人の為に免許を自主返納してもらうと話す
免許を返納するのはあくまでも親のためであり、交通事故の加害者となってほしくないことを真摯に伝える

2.医師から運転を制限してもらう
家族が言うよりも医者の言うことだということを聞く、という高齢者は多いんですよね。
かかりつけ医などに頼んで運転を制限したり、やめてもらうようにお話ししてもらうのもよいでしょう。

3.決まった人が送り迎えをする
同居、または近くに住んでいる人限定となってしまいますが、病院や買い物のために運転するしかないという方の場合には、家族が送迎するなどの約束をし、運転をやめてもらいましょう。

4.車に代わる交通手段を提案する
自動車は大変便利ですが、交通事故の被害は甚大になるケースが多いです。
三輪自動車や電動カートをすすめるサイトも多いですが、私は反対です。
三輪ほどバランスの悪いものはありません。

また電動カートや三輪に乗っている人は基本的に「生身」であり、ガードするものが何もない状態です。
乗るのであればせめてヘルメットをかぶるべきだと思います。

5.運転経歴証明書を発行してもらう
運転免許は身分証明書にもなるので、手放すことを躊躇する人もいます。そういう方には、「運転経歴証明書」という運転免許を返納した人が申請できる証明書を発行してもらいましょう。

身分証明書になる「運転経歴証明書」

「運転経歴証明書」は、警察署や運転免許センターで発行してもらえ、身分証明書としても使えます。多くの自治体では、「運転経歴証明書」を見せることで、バスやタクシー料金の割引などの特典も設けています。

運転免許証の自主返納者に対する支援リンク
運転免許証の自主返納者に対する支援リンク

高齢者が、運転免許証を自主返納すると、返納後の生活を支援するために自治体や企業による支援があります。

ただし、支援の内容については、地域ごとに情報が掲載されているため、確認することが難しい状態でした。

一般社団法人 全日本指定自動車教習所協会連合会では、各地域の支援や特典に関する情報をまとめたページを公開しています。

情報は都道府県単位にまとめられており、2017年4月現在は、福島県、長野県、富山県、石川県、和歌山県、佐賀県、長崎県、鹿児島県を除く39都道府県の情報が掲載されています。
「高齢運転者支援サイト」

運転免許の返納については、生活環境、状況によって検討しなければなりません。

車がないと生活できない地域に住んでいる親に対しては、生活が不便にならないようなものを提示しなければ、なかなか自主返納は難しいでしょう。

例えば、食事に困る、買い物に困るといったものはネット通販や宅配の食事サービスを利用すれば解決できます。
一番問題となるのは「ごみ出し」ではないかと思います。

ゴミ出しも地域によって、戸別集配を行ってもらえることもあるので、自治体に相談しましょう。
ご家庭での円満な解決法が見つかることが一番ではないでしょうか。

親・祖父母に免許返納を上手に促した例

高齢の親や祖父母に免許の返納を上手に促した経験例をご紹介します。

祖父は免許証を自ら返納しました。説得してくれたのは駐在さんでした。
警察署に相談したら門前払いされたのですが、ダメで元々と地区の駐在所で相談したところ、家までわざわざ来て祖父に話しをしてくれました。
細かな内容までは効いていませんが家族が何度説得しても聞いてくれなかったのに、たった1度で本人を納得させ免許を返納してくれたのです。
相手が警察官だと、やはり違うのかもしれません。

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