実家の臭い、親の臭いの変化と対策 臭いって言うのはNGです!

実家の臭い、親の臭いの変化と対策 臭いって言うのはNGです!

家のニオイというのは、いわゆる「生活臭」なので、住んでいる人はなかなか感じにくいものですよね。
ところが、数回、両親の家に訪れると、なんだか、ニオイが気になるし、散らかり具合も年々変わってきてるな、ということはありませんか?

色々なもののニオイが混ざり合う生活臭。
今回は、高齢の親の一人暮らし、ご両親の家のニオイが気になった時の原因と対策についてご紹介してきます。

年を取るとニオイに鈍感になる傾向がある

年々、色々な体調の変化が起こり始める老年期には、聴覚、視覚の低下と同様に嗅覚も衰え始めます。
視覚や味覚、聴覚のように、自分でも気が付きやすいものは、自ら治そうと動こうとしますし、医者に通院したりもしますが、嗅覚は自分では非常に気が付きにくいものです。

特に、同居家族が配偶者だけであれば、お互いに注意しあうことがなく、そのまま家の中の臭いは悪化していきます。

体力の低下によって洗濯回数の頻度が低下する

体力の低下によって洗濯回数の頻度が低下する
年を取り、気力も体力も落ちてくると、シーツや毛布など大物の洗濯はどんどんと面倒になってきます。
「明日でいいや」
「今日は曇ってるし、今度晴れた日に」
と、しない言い訳を自分でもするようになり、どんどん洗濯回数の頻度が落ちてきます。

嗅覚の低下と、自宅の臭いは住んでいる者にはわかりにくい、ということから、
汚れが目立たなければなかなか交換して洗濯をしないようになっていってしまうのです。

ペットを飼っていても、排泄物の処理ができない
観葉植物が根腐れしている
冷蔵庫の中に腐敗した食品や生ごみの臭い

など、臭いの元となるものにたいして、非常に鈍感になっていきます。
また、窓を開ける、閉めるという作業も面倒になっていくことから喚起を行わずにいることも増えるため、カビが発生している可能性も高くなります。

自分の体から発生する臭いにも鈍感になる

家の臭いだけではなく、本人自身から発生している臭いというのは、本当に気が付きにくいもの。
これはお年寄りではなくても同じかと思いますが、指摘もしにくいので周囲の人はなかなか指摘しません。
が、65歳を超えてくると、多少の尿漏れはどんな人でもあり得ます

男性ならば、尿の後のキレが悪くなり、下着につくこともありますし
女性も、くしゃみや力をお腹に入れた拍子に尿漏れをすることは50代くらいから起こる人が多いのです。
尿は微量でもニオイが強いのですが、自分ではその臭いが感じられないので、下着は取り替えても服は取り替えない、布団も取り替えない、という状態となり、自身からもニオイが発生するようになるのです。

ところが、着替えることそのものが面倒になり、
「自分では臭ってないし、着替えも面倒だし、お風呂も汗をかいてないからいいや」
と衣服を何日も取り替えないことやお風呂に入らないことで発生する臭いもあるのです。

このような状況は、毎日一緒に生活をしていない限りは、なかなか改善できませんし、年に数回訪問すると、そのたびに家の臭いがひどくなっていることもあります。
そのような時にはどのような対応をすればよいのでしょうか。

「くさい」と言ってはダメ


久しぶりに一人暮らしの高齢の父、母、または老夫婦二人で住む実家に行ったときに臭いに気が付いても、ストレートに「くさいよ」というのはNGです。

自分に置き換えて考えてみましょう。ニオイを指摘されると傷つくのは、若い人だろうと、年を取っているであろうと同じです。
それが自分の子供や孫に指摘されたら、なおのこと傷ついてしまいます。

実家の臭い、一人暮らしをしている親の臭いが気になり始めたら、まずはさりげなく原因を探して防ぐようにすることが大切です。

ここで、対策を取らないと、実家はゴミ屋敷になってしまう可能性が高くなります。

実家に帰った時には、洗濯してあげたり、冷蔵庫の整理を


ストレートに伝えずに、「今日は暖かいから、その服からもう少し違うものに取り換えてみたら?」とさりげなく着替えを促してあげたり、洋服をプレゼントするのもよいですね。

これらを応用して、換気をしたり、洗濯をしてあげると喜んでもらえるかもしれません。
ニオイが発生しないように気を配り、毛布やカーテン、マット類などの洗濯をしてあげれば、たまに会った時の親孝行にもなります。

枕カバーをバスタオルにしてみたり、シーツを簡単に取り換えられるものにしておいたからね、などの工夫一つでも、洗濯が楽になりますし、室内に消臭グッズを配置してあげてもよいですね。

また、冷蔵庫の管理も年を取るとできなくなる女性が多いようです。
冷蔵庫に水になっているきゅうりがある、いつ買ったのかわからない物が山ほどある、など認知症ではなくて、このようなことが起こりえます。

冷蔵庫と着替えは高齢者がいる場合には必ずチェックすべき

ここまで私が言うのには理由があります。

義父と義母を認知症⇒末期がんで二人を看取ったのですが、いわゆる老々介護で、私たちとは、別に住んでいました。
義母が認知症になってしまった義父の面倒を見ていたのですが、それ以前に夫が25歳で家を出てから、二人はずっと夫婦二人だけで暮らしてきたのです。

夫は年に数回は顔を出していましたし、私も行っていましたが、元々、義母は
ネット通販が好き、買い物が好き、冷蔵庫のものを腐らせてしまう、整理整頓が下手、という人でした。

冷蔵庫の中が整理できなくなったら注意

普通の家庭には冷蔵庫は1つで十分なはずですよね。ところが、冷蔵庫にモノが入りきらなくなると、冷蔵庫を購入してしまうのです。
1つ目の冷蔵庫がいっぱいになったら(義母曰く「冷蔵庫が小さくて入りきらない」というのですが、明らかに買いすぎでした)2つ目は冷凍して保存すればいい!というひらめきと共に冷凍庫を購入。
その冷凍庫もいっぱいになったら、また小さめの冷蔵庫を購入していました。

冷凍庫も2台目の冷蔵庫も、購入してから知ったので、行くと「また買ったの?!」という状態でした。
1台目の冷蔵庫の中を見ると、山のように色んなものが入っていて、奥の方に何が入っているのかわからない状態です。
何かを買ってくると入れ替えるのではなく、常に前に置くので、古いものから順に奥に入っていく。奥に何があるのかわからない、という状態になってしまっていたのです。

今考えると、冷蔵庫の中の整理ができなくなっていたのだと思います。常にテーブルの上もいろんなものであふれていましたし、足の踏み場のないほどにトイレットペーパーやティッシュを買ったりしていたので。

それでも、まだ整理はできていたのですが、年々ひどくなっていきました。

離れて1人で暮らす高齢の親の食生活を見守りませんか?

通販で色々なものを購入しては、それも山積みになっていく

元々、通販は好きだったようですが、義実家を整理できるかどうか、と足を踏み入れた時に
明太子やメロンなどの食べ物、サメの肝油などのサプリメント、書道道具や世界地図などの物販と、とにかく通販で購入したものが山ほど出てきました。

書道道具などは同じものが2セットあったり、明太子は玄関に置きっぱなしになっていたり。

このような状況がごみ屋敷を生んでしまうのです。

自分の臭いにも尿漏れにも気づいていない

義父の認知症が悪化し、入院となった際に、義母と会ったのですが、とにかく尿臭がひどく、周囲の人も避けるほどでした。
私も当然、気が付きましたが、入院手続きなどを行っている時に言うことではないだろうと、遠慮し、義父の入院と共に、我が家に同居したほうがよいのではないか、と夫に話しました。

夫も当然、臭いに気が付いていましたが、私も夫も何も触れず
「今日は疲れただろうから、お風呂に入って、眠りなよ」と入浴を促しました。

入浴してもらっている間に、義母のパジャマや服を慌てて購入し、入浴後に着てもらいました。
着ていた服からは、かなりの尿臭がしていたので、すぐに洗濯機に入れて洗濯。
義母には
「お母さん、オムツとか考えてみようか?」と「臭い」「尿が漏れてる」とかは一切言わずに提案すると、本人も素直に「うん」と答えてくれたので助かりました。

義母はプライドが非常に高い人でしたから、臭い、漏れてるは絶対に言ってはだめだ、とわかっていたので、それが功を奏したのだと思います。

年に数回しか訪れないのであれば、見守りサービスを有効活用することを考えるべし

義父が入院後は、義母を引き取る形になりましたが、義実家はごみ屋敷と化してしまっているし、どうするべきか、途方に暮れました。

このような状況になる前に、車で20分程度のところでしたから、週に一度は行くべきだったかな、と思いましたが、遠距離に住んでいる方はもっと、心配なことだと思います。
そこで利用したいのがセキュリティ会社のサービスである見守りサービスです。

実家がごみ屋敷になる前に

久しぶりに会った両親、一人暮らしの親の臭いや家の臭いがイヤな臭いになっていたら、とりあえずすべきは見守りサービスを取り入れることではないかと思います。
ごみ屋敷化してしまうと、整理をするにも、自分ひとりでは絶対に無理なものがあります。
すると当然、プロにお任せすることになるのでお金もかかります。

さらに、親を引き取る形になったら、その家は誰も住んでいない状況になるのですが、ごみ屋敷と化してしまっていたら、売却することもできません。
何より、ごみ屋敷になってしまうと、床は腐る、たたみも腐る、家の中の臭いはひどい、ということになるため、家そのものを壊すしかなくなります。
家を売ることが決まった、としても家としての価値がなくなるので、土地だけ売ることになり家は壊してもらうことになるので売却費用から差し引かれることになります。

何よりも非常に手間がかかることになるのです。

元気なうちに、見守ることをしておこう


見守りサービスを利用すれば、家がごみ屋敷化することもなくなりますが、それ以上に親に何かあった時にすぐに駆け付けてくれるサービスがあることは非常にお互いに心強いものとなります。

  • にごみ屋敷になるのを避けることができること
  • 家の中でケガや病気で倒れてもすぐに駆け付けてくれること
  • 常に見守ることで、親の変化にリアルタイムで気が付くことができること
  • 侵入者や怪しい人に騙されたりしていないかが予防できること
  • 家の中の様子がわかること

と言ったメリットがあります。
特に緊急通報サービスがある見守りサービスは、トイレの使用が長時間なかった場合に、「何らかの異常が発生している」とみなされ、駆け付けるサービスとなっています。
自分が近くに住んでいれば駆けつけてあげられるのに・・・というジレンマから少し解放される部分もありますが、何よりもお互いが、心強い頼れるサービスである、ということが大切です。

離れて暮らす親の介護問題などもありますが、本格的に介護が始まれば、この程度の対策では済まなくなってしまいます。
まだまだ一人でも暮らせる健康な親御さんならば、できる範囲で清潔を保ってもらい、見守っていければよいですね。

1人暮らしの親を見守る高齢者見守りサービス比較